• HOME
  • PROFILE
  • TOPICS
  • INFORMATION
  • DISCOGRAPHY
  • ENGLISH
  • CONTACT
トピックス
ドラ・ペヤチェヴィッチの記事が日本経済新聞・電子版に掲載されました。

2013年9月

クロアチア女性初の作曲家ドラ・ペヤチェヴィッチの記事が11月14日付、日本経済新聞・電子版に掲載されました。それに際し、安達朋博も取材を受け、情報を提供させて頂きました。日本国内の新聞社の記事では、初めてのペヤチェヴィッチに関する大きな記事であると思われます。クロアチア音楽に大変な関心を寄せてくださいました、日本経済新聞社・電子報道部記者の池田卓夫氏による執筆です。ぜひご覧下さい。
アドレスは、以下です。
 http://webreprint.nikkei.co.jp/r/LinkView.aspx?c=9CFDE1CE34BE451FB41F0FA909DBF6DC

なお、日本経済新聞社様からの許諾を得てご紹介するものであり、この記事の無断複写・転載は堅くお断わり致します。
ページトップへ
クロアチアツアーと安達朋博ピアノリサイタル ナシツェ公演 終了 11月10日追記

2013年9月

  • 今回の、ペヤチェヴィッチ伯爵邸(現ナシツェ・ネイティブ博物館)の見学(ドラのピアノでのデモンストレーション含む)、ドラ伯爵令嬢音楽学校コンサートホールでの安達朋博のピアノリサイタル、ナシツェ・パークホテルでのマンドリンオーケストラ演奏会による歓迎会の3つの行事がドラ・ペヤチェヴィッチ・メモリアルからの招待で公式に行われることを意味する文書の一つ。

  • ドラ・ペヤチェヴィッチ・メモリアル
9月26日、クロアチアの東部ナシツェにて、日本クロアチア国交樹立20周年記念・安達朋博ピアノリサイタルが開催されました。このナシツェという町は、クロアチア初の女性作曲家ドラ・ペヤチェヴィッチのゆかりの地であり、ペヤチェヴィッチ家の伯爵邸が記念館として、また住居が音楽学校として残っています。今年はペヤチェヴィッチの没後90年、安達はドラ・ペヤチェヴィッチメモリアル主催のフェスティバルに日本人として初めて招かれ、現地でドラ・ペヤチェヴィッチの作品をはじめ、クロアチア人作曲家による作品のリサイタルを開催致しました。特に、今年はドラ・ペヤチェヴィッチの没後90年ということで、多くの記念イベントが開催されたそうですが、そのプログラムに安達をご招待下さいましたこと、大変嬉しく思っております。
この公演に合わせまして、日本から鑑賞ツアーが組まれました。安達のファンの皆様と共に、クロアチア1週間の旅を開催。クロアチアには、素晴らしい世界遺産が沢山あり、リサイタルに先立って、安達が学生時代を送ったクロアチアを皆様にお楽しみ頂きました。ツアーは9月21日にスタート。ドブロヴニク、モスタル(ボスニア・ヘルツェゴビナ)、スプリット、トロギール、シベニク、プリトヴィッチェ湖群国立公園、ザグレブを訪問、最後にナシツェでのコンサートでした。ナシツェまでに巡りました7ヶ所を写真でご紹介致します。
    • 山の上から見たドブロヴニク旧市街
      山の上から見た、城壁に囲まれたドブロヴニク
      旧市街(世界遺産)とロクルム島
    • スプリットのアウグスティヌス帝宮殿でクロアチアの伝統音楽クラパ(無形文化遺産)を演奏するア・カペラグループ





      スプリットにあるアウグスティヌス帝宮殿(世界遺産)の中で、クロアチアの伝統音楽クラパ(無形文化遺産)を演奏するア・カペラグループ
    • シベニクの聖ヤコブ大聖堂








      全て石で建造されているシベニクの聖ヤコブ大聖堂(世界遺産)
    • ザグレブで有名な聖マルコ教会の屋根に施されている、クロアチア・スラヴォニア・ダルマチア王国の紋章(左)とザグレブの紋章(右)
      ザグレブで有名な聖マルコ教会の屋根に施され
      ている、クロアチア・スラヴォニア・ダルマチ
      ア王国の紋章(左)とザグレブの紋章(右)
    • モスタルのネレトヴァ川にかかる石橋(世界遺産)







      モスタルのネレトヴァ川にかかる石橋(世界遺産)紛争*の際に破壊され2004年に再建
    • 中世の町並みが今もなお残っている古都トロギール(世界遺産)








      中世の町並みが今もなお残っている古都トロギール(世界遺産)
    • プリトヴィッチェ湖群国立公園







      どこを見ても素晴らしい景色のプリトヴィッチェ湖群国立公園(世界遺産)
ページトップへ
  • ナシツェ 9月26日、リサイタル当日。ナシツェへはザグレブから電車で3時間半。安達は朝7時の電車で現地入り。本番に向けて、楽譜を見て最終チェック。
  • ナシツェへ移動中も楽譜を見て最終チェック
  • ナシツェにある、ドラ伯爵令嬢音楽学校の入り口で皆様がお出迎え下さいました。安達の左隣の女性が、この学校の校長先生であり指揮者であるマリーナ・コプリ氏。左は日本から取材同行して下さいました著名な音楽ジャーナリスト池田卓夫氏。右のお2人の女性は学校のピアノの先生たちです。
  • ナシツェ学校
午前中はコンサートホールでリハーサル。その後、ツアーのお客様がナシツェにご到着し、学校の先生方、そして町の皆様から一日中大変な歓待を受けました。始終、現地ジャーナリストとカメラマンも取材同行しておりました。

まず、今年が没後90年であるドラ・ペヤチェヴィッチのお墓参りへ行き、皆様でドラのお墓に献花致しました。続いて、お墓の隣にあるペヤチェヴィッチ家のチャペルを見学、ドラが作曲をしていたアトリエ(復元)へ訪問。そして、その隣の公園で昼食を頂きました。学校の先生方が作って下さった”鯉を煮込んだスープパスタ”と”鯉の唐揚げ”。その美味しいこと!
  • ドラ・ペヤチェヴィッチのお墓
    ドラ・ペヤチェヴィッチ
    のお墓
  • ドラ・ペヤチェヴィッチのお墓 石碑の後ろ側
    ドラ・ペヤチェヴィッチの
    お墓 石碑の後ろ側
  • ドラ・ペヤチェヴィッチのお墓に献花
    ドラ・ペヤチェヴィッチのお墓に献花
  • ペヤチェヴィッチ家のチャペル
    ペヤチェヴィッチ家の
    チャペル
  • ドラのアトリエ(復元)
    ドラのアトリエ(復元)
  • 学校の先生方とツアーの皆様との野外昼食会
    学校の先生方とツアーの皆様との
    野外昼食会
昼食後は、いよいよペヤチェヴィッチ家の伯爵邸へ。91年の紛争で傷んでしまったそうですが、それでもテレジアン・イエローの素晴らしい建物です。こちらは現在、記念館として一般公開されております。ここには、ドラが10歳頃から愛用していたピアノ「ブリュートナー」が保管されており、安達は特別に演奏を許可され、ドラ・ペヤチェヴィッチの代表作「花の一生」を演奏致しました。ピアノは古くコンディションが良いとは言えませんが、安達はドラの家でこの歴史的かつ貴重なピアノに触れられたことに大変感激しておりましたし、お客様もこのピアノの音からドラの魂を感じ涙する方もおられました。この貴重な機会をお計らい下さいました現地の皆様へ厚く御礼申し上げます。
  • ペヤチェヴィッチ家の伯爵邸
    ペヤチェヴィッチ家の伯爵邸

  • ドラのピアノで演奏する安達
    ナシツェ市の公式チャンネルより引用
  • 夜は、ドラ伯爵令嬢音楽学校コンサートホールにて安達朋博ピアノリサイタル。街中に巨大なポスターが至るところに掲示されており、そして特別雑誌「伯爵令嬢ドラ・ペヤチェヴィッチ」の裏表紙を飾り、特集記事も掲載して下さっており、大変注目を集めました。チケットは完売の超満員、国営テレビ・ラジオ・新聞・雑誌の取材がコンサート前も後も相次ぎました。

  • リサイタルのポスター
ページトップへ
コンサートでは、ドラ・ペヤチェヴィッチ、今年生誕110年のクロアチア人作曲家ボジダル・クンツ、現職クロアチア大統領であるイヴォ・ヨシポヴィッチ氏の作品の他、日本の古謡「さくらさくら」、民謡「会津磐梯山」「八木節」などを披露致しました。「なぜ日本人の彼にここまでドラのことが分かるのか」という声も聞かれました。安達が日本で初演して以降よく演奏しておりますヨシポヴィッチ氏の作品やクンツの作品は、実はクロアチアではあまり演奏されていません。ナシツェの皆様も驚かれておりました。最後は「八木節」で日本の実際のお祭りのような大喝采の末、日本クロアチア国交樹立20周年記念リサイタルは終了致しました。
  • ドラの肖像画に見守られドラの作品を演奏する安達
    ドラの肖像画に見守られドラの
    作品を演奏する安達

  • イヴォ・ヨシポヴィッチ氏の「ガラス玉遊戯」の演奏
    ナシツェ市の公式チャンネルより引用
  • 大学時代のお友達と久しぶりの再会。コンサートの情報を聞きつけたお友達が遠方から駆けつけて下さいました。日本ではわりと大柄に見られる安達ですが、クロアチアでは背が低くなってしまいます・・・。
  • 大学時代のお友達と久しぶりの再会。
このあと、近くのホテルへ移動し、町中の皆様がお集まり下さり大歓迎会を催して下さいました。音楽学校の先生方、生徒さんたちのマンドリンオーケストラによる演奏でディナーショーです。マンドリンオーケストラの演奏を聴くことは安達もツアーの皆様も初めて。その驚くほどに素晴らしく壮大な音楽に圧倒されておりました。美味しいお食事と共に地元の皆様と楽しませて頂き、ナシツェでの素晴らしい一日を終えました。
  • フロントのドラの肖像画
    ホテルのフロントにもドラの肖像画
    が。町中の人々がドラを誇りに思っ
    ています。
  • マンドリンオーケストラの演奏
    マンドリンオーケストラの演奏


  • マンドリンオーケストラの伴奏で歌う先生方
    マンドリンオーケストラの伴奏
    で歌う先生方

  • 最後に、ドラ・ペヤチェヴィッチメモリアルの責任者のダニエル・コプリさんと。素晴らしいナシツェ滞在をご準備下さいまして、本当にありがとうございました。本当に濃密な一日でもあり、皆様との別れが大変惜しまれました。ナシツェの皆様、本当にありがとうございました。
  • ドラ・ペヤチェヴィッチメモリアルの責任者のダニエル・コプリさんと
ページトップへ
なお、当日の模様はナシツェ市の公式サイトにて、多数の写真が公開されておりますので、ご自由にご覧ください。また、現地の新聞記事と雑誌記事、日本の「音楽の友11月号」に掲載された記事とアクティブツアーズより発行されましたレポートをご紹介致します。

←クリックでナシツェ市の公式サイトからご覧になれます。
  • Glas Slavonije
    Glas Slavonije

    音楽の友11月号
    音楽の友11月号

    Glas Slavonije Magazine
    Glas Slavonije Magazine
  • アクティブツアーズより発行されましたレポート
    アクティブツアーズより発行されたレポート
  • 翌日の9月27日、安達はザグレブにあります国の音楽情報センターを訪問致しました。安達が日本でクロアチア作品の紹介を続けていることは職員の皆様も承知。「トモヒロよく来てくれた!」と歓迎を受け、様々なお話をさせて頂き、多くの貴重な資料を頂戴致しました。音楽ジャーナリスト池田卓夫氏、大阪から来て下さったピアニスト佐々木都与美氏と、職員の皆様と記念に一枚。(K)
  • 音楽情報センターを表敬訪問。左から音楽ジャーナリスト池田卓夫氏、大阪から来て下さったピアニスト佐々木都与美氏
ページトップへ
日本クロアチア国交樹立20周年記念 安達朋博ピアノリサイタル 大阪・東京公演終了

2013年9月

今年、各地で開催して参りました安達朋博の「日本クロアチア国交樹立20周年記念リサイタル」シリーズも、9月に大阪と東京にてハイライトを迎えました。本公演にご来会下さいました全ての皆様へ、厚く御礼を申し上げます。
  • まず、9月13日(金)は大阪のエルセラーンホールにて開催。この日は安達本人の30歳の誕生日でもありました。当日は多くの温かいお客様に迎えられ、30歳になって初めてのリサイタルに立ち向かいました。成長と進化の様子をずっと追いかけお聞き下さるファンの皆様に支えられておりますこと、大変感謝致しております。
  • 大阪のエルセラーンホールでのリサイタル
  • 熱演に髪も乱れておりますが、安達が長く日本で紹介しております、クロアチアの作品について、少しばかりお話をさせて頂きました。また、安達が近日立ち上げることになりました「日本クロアチア音楽協会」についてのスピーチもありました。現在設立準備中ですので、設立の際はぜひ、皆様にご賛同・ご参加頂きたく、改めてご案内申し上げます。(東京公演でも同様のスピーチを致しました。)
  • 大阪のエルセラーンホールでのリサイタル
  • 終演後は、いつも安達のリサイタルの準備にご協力下さいます皆様がささやかなバースデー・ディナーをイタリアン・レストランにて催して下さいました。
  • イタリアレストランでのバースデーパーティー
  • そして、9月17日(火)は杉並公会堂の大ホールにて開催。こちらの大ホールのリサイタルは3年目となりますが、今年は今までで最も多くのお客様がお越し下さり、安達もびっくりしておりました。ご来会下さいました皆様、ありがとうございました。
  • 杉並公会堂大ホールでのリサイタル
  • リサイタルで頂いた花が会場に彩りを与えてくれました 当日頂戴致しましたお花のいくつかをご紹介致します。会場が素敵に彩られました。お心遣い、誠にありがとうございました。
  • リサイタルで頂いた花が会場に彩りを与えてくれました
  • 東京でもMCがあり、翌週に控えていたクロアチア公演の話も出ました。そのほか、ぜひ次回は日本の曲も弾きたいとも話しておりました。

    アンコールには、ベートーヴェンの「エリーゼのために」と、クロアチアの作曲家フラノ・パラッチの「Dance of the Baroness」。
  • 杉並公会堂大ホールでのリサイタル
  • 安達朋博のコンサートではいつも「アンケート」のご提出をお願いしておりますが、今回の公演はアンケートの回収率が大変高く、中でも初めてご来会下さったお客様からのご提出が殆どでした。特に、最後に演奏致しましたラフマニノフと併せて、安達が演奏し続けている、ドラ・ペヤチェヴィッチ、ボジダル・クンツ、イヴォ・ヨシポヴィッチのクロアチア人の作品は、初めてお聞き下さった方々からも多くの「良かった!」というコメントを頂戴致しました。こうしてクロアチア音楽に関心を寄せて下さる方が増えておりますことは、スタッフ一同にとっても大きな喜びでございます。どうぞ今後とも、安達のクロアチア音楽への取り組み、またコンサート活動にご支持・ご支援下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。(K)
  • ぶらあぼ9月号 インタビュー記事
ページトップへ